中絶手術は日帰りが可能か?
妊娠12週目未満で有れば、日帰りで中絶手術を受けられます。
中絶手術は、手術前の処置が必要で、中絶手術当日の朝に前処置をしてから手術可能なタイミングを待ちます。多くは、昼から夕方には手術が終わります。
手術日前日
夜9時以降には、飲食を控えます。また、爪を短く切っておくようにします。
中絶手術後は入浴できませんので、今のうちにお風呂に入っておくとイイでしょう。
前日に術前処置をする場合もあります。
手術当日
中絶手術の当日は、飲食をしてはいけません。
普段、コンタクトをしている方は眼鏡を忘れずに持参します。また、化粧やマニキュアは手術前に落としますので、必要であるのなら化粧道具も忘れないようにしましょう。
他に大事なものは、手術承諾書(中絶同意書)・生理用ナプキンを複数・生理用ショーツを、忘れずに持って行きます。
手術前
中絶手術の前処置として、ラミナリア桿(子宮口を徐々に広げるため器具)を入れます。また、前日から入れるクリニックもあります。
ラミナリア桿は、人によって痛みが出ますので、気になる方はクリニックに問合わせをしてください。
ラミナリア桿を入れずに手術をするクリニックもあります⇒山手大塚レディスクリニック
手術直前
事前に、トイレを済ませておきます。
血圧・脈拍の計測や、麻酔の前準備の注射を受けます。
その後、点滴を付けてから手術台へあがります。
手術台に上がった後は、手術用の膣鏡を使い、膣の消毒をします(膣を押し広げられ痛みが有ります)。
中絶手術
中絶手術の前準備が終わりましたら、麻酔をします。だいたい、10秒くらいで眠ってしまいます。
※麻酔が効きにくい人もいるので、効いていないと思ったら医師に伝えます。
子宮の入り口「子宮頚管」を広げます(棒状のものを次々挿入して徐々に押し広げる)。
《ソウハ法の場合》小さなスプーン状の器具と、カンシと呼ばれる子宮内容物をつかみ出す器具を用いて胎児と胎盤、子宮内容物を掻き出します(手術は10分くらいで終わります)。
子宮の内容物を取り終わりましたら、出血を止める為の注射を打ちます。
手術終了後
徐々に麻酔から、醒め始めます。
通常、入院はしませんがクリニック内で数時間安静にします。
希望される方は、取りだした赤ちゃんを見る事も出来ます。ショックを受ける方も多いので、よく考えてから決めるようにしてください。
帰宅後
2~3日は安静を心掛けます。入浴は1週間は避けシャワーだけで済ませてください。
また、手術直後は身体全体が弱り、感染しやすい状態ですので、外陰部を洗浄綿で拭き、ナプキンをまめに替えるなど清潔に保つようにします。
術後のSEXは医師の許可があってからにします。将来、不妊になりたくない方は特に注意してください。
医師に処方されたくすりをきちんと飲み、身体に異常(出血が止まらない、熱っぽい、痛みがある)が出た場合はスグに病院へ診察に行きます。また、指定日の検診は異常がなくても忘れずに検診を受けてください。
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